シナジス注射

 
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シナジス注射

シナジス(パリビズマブ)とは?

 

RSは生後2歳までに80%の子供が一度はかかるといわれる呼吸器感染症です。
ひどくなると細気管支炎や肺炎を引き起こします。
特に、早産児児や慢性肺疾患や心疾患などの乳幼児は重症化しやすいと言われています。
ただし、
RSウイルスには有効な治療薬がありません。

 

シナジスはRSウイルスを標的とする抗体で、RSウイルスが体内で増殖するのを防ぎます。

 

ただし、RSは何度も罹患する可能性があります。シナジスの効果は1か月持続するのでRSウイルスが流行している期間はり患したとしてもその後も月に1回接種し効果を維持させます。

 

接種方法

 

部位

 

大腿前外側部 筋肉注射
体重により注射量が決まり、体重1kgあたり15mg

 

時期

 

RSウイルスが流行している期間、9月〜4月まで月1回のシナジス投与します。

 

保険適用

 

自費で受けようとするとかなりの高額になります。1回8万円ぐらいになりますが以下の方は保険適用となり安価で接種できます。

 

・在胎期間28週以下の早産で、12ヶ月齢以下の新生児及び乳児
・在胎期間29週〜35週の早産で、6ヶ月齢以下の新生児及び乳児
・過去6ヶ月以内に気管支肺異形成症(BPD)の治療を受けた24ヶ月齢以下の新生児、乳児及び幼児
・24ヶ月齢以下の血行動態に異常のある先天性心疾患(CHD)の新生児、乳児及び幼児
・免疫不全を伴う24ヶ月齢以下の新生児及び乳児
・ダウン症候群の24ヶ月齢以下の新生児及び乳児

 

 

シナジスは他の予防接種と同時に受けることが可能です。ほかの予防接種のスケジュールを変更する必要ありません。

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