RSウィルス感染症

 
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RSウィルス感染症

赤ちゃん訪問をおこなっていると、まれに罹患した赤ちゃんをみかけます。

 

RSウィルス感染症は、生後数週から数カ月の期間のママから移行抗体が存在する時期にもかかわらず感染・発症します。

 

特に、低出生体重児や、あるいは心肺系に基礎疾患があったり、免疫不全のある場合には重症化しやすいです。

 

また、上に兄弟がいると感染する確率が高いです。普通の風邪と思ってほうっておくと重症化することもありますので注意しましょう。

 

RSウイルス感染症とは?

 

RS「アール・エス」 ウイルス(respiratory syncytial virus: RSV)は、乳児急性気道感染症(細気管支炎、肺炎など)の主な原因ウイルスです。そのRSウイルスによる乳幼児の代表的な呼吸器感染症をRSウイルス感染症といいます。

 

毎年、通常10月から12月にかけて流行が始まり、3月から5月頃まで続きます。

 

最初の一年間で50〜70%以上の新生児が罹患し、3歳までにすべての小児が抗体を獲得するといわれています。上気道炎から下気道炎に進展して肺炎や細気管支炎など 発症するのはほとんどの場合は3歳以下です。
その中でも入院する事例は2〜5カ月の赤ちゃんに多いといわれています。一度かかっても免疫ができにくく、くり返し感染しながら徐々に免疫ができてきます。
通常再感染のたびに症状は軽くなっていきます。そのため年長児や成人における再感染はありますが、重症となることは少ないです。

 

どうやって感染するの?

 

RSウイルス感染症は、感染者の気道分泌物への接触あるいは咳で生じた飛沫を介して感染します。感染力がとても強いので家族内ではかなりの確立で感染します。

 

そのため、咳をしている場合はマスク着用や手洗いは必ずおこないましょう。

 

症状

 

潜伏期は2〜8日、典型的には4〜6日とされています。

 

発熱、鼻汁などの上気道炎症状が数日続き、その後下気道症状が出現してきます。

 

咳がひどくなり続く、たんが詰まったような咳

 

呼気性の喘鳴(ぜいぜいする)

 

多呼吸、乳児の場合は1分間に60回近くなると要注意

 

発熱(出ない場合もある)

 

通常は1週間ぐらいでよくなりますが、新生児の場合無呼吸など起こすことがあるので注意が必要です。

 

治療

 

対症療法が中心になります。
発熱に対しては冷却とともに、アセトアミノフェン(カロナール)などの解熱薬を用います。

 

喘鳴を伴う呼吸器症状に対しては鎮咳去痰薬や気管支拡張薬などを使用します。

 

抗生剤の点滴や内服薬を使用します。

 

脱水気味になると、痰が吐き出しにくくなるので、水分の補給に努めましょう。

 

しっかり栄養・睡眠をとりましょう。

 

予防

 

早産未熟児(36週未満)や慢性肺疾患児、先天性心疾患児に対してシナジスの接種が勧められています。

 

RSウイルス感染症の重症化を防ぐための投与になりますが、高額(8万円前後)であり保険適応となるのは上記の児のみになります。実質乳幼児医療費支給で無料で受けることができます。

 

秋〜春先にかけて月1回のペースで投与されます。

 

出産した病院で説明を受けることが多いでしょう。ただし、個人病院では説明が抜けることが多いので小児科で確認してみましょう。

 

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