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Hibワクチン
Hibワクチン
2008年12月からようやく日本にもワクチンが発売されました。
1998年には世界保健機関(WHO)が、インフルエンザ菌b型(Hib)ワクチンの定期予防接種を推奨する声明を発表し既に100カ国以上で接種が行われています。
ようやく、2013年より定期接種になりました。
赤ちゃんや幼児に必要性の高いワクチンです。
Hibとは?
インフルエンザ菌b型のことで、20〜100人に一人の割合で鼻やのどにいいる菌。
髄膜炎や、呼吸困難の原因であるのどの炎症(喉頭蓋炎)などをひきおこします。抵抗力の弱い0歳児がかかりやすく、保育園などでほかの園児からの咳や接触によって感染するケースなどがあります。
症状は、発熱・咳・呼吸困難など。また、髄膜炎を起こした場合、発熱・頭痛・嘔吐・意識障害・痙攣・項部硬直(首の後ろの硬直)などが起こりますが、最初は、普通のかぜと診断されることが多く、治療が遅れるケースが多いのが現状です。
Hibによる日本での髄膜炎の患者数は年間600人ですが、患者の25%に発達の遅れや聴力障害などの後遺症をひきおこし、5%が死亡する怖い病気です。
名前はインフルエンザですが、インフルエンザウィルスとはまったく異なったものです。発見された当時は、インフルエンザの原因と間違えられたために、インフルエンザ菌と命名されました。
予防接種の必要性とスケジュール
Hibは、免疫をになう白血球の攻撃を受けにくい構造をしています。しかし、ワクチンの接種を受けることで、体内に抗体ができ侵入してきたヒブと結合し、それが目印となって白血球が攻撃しやすくなります。
接種は生後2ヶ月から7ヶ月までに始めるのが標準で、4〜8週間隔で3回接種をうけ、さらに1年後にもう1回うけます。
接種する時期により、回数は異なります。
7ヶ月〜1歳未満では2ヶ月間隔で2回、2回目の1年後に追加接種を1回受けます。
1歳以上5歳未満では、1回の接種になります。
また、成長とともにHibに対する免疫を自然に獲得していくため、5歳以上・大人でも免疫疾患、骨髄移植、脾臓摘出、鎌形赤血球等の病気がない場合は基本的には接種する必要はありません。
副作用
2007年米疾病対策センターによると、
5〜30%に接種した部分が12〜24時間後に発赤や腫れ・しこりが見られるそうですが、発熱など全身の副作用はまれということです。
また、ほかの予防接種同様、特異体質の場合、重い副作用がでる場合もまれにあります。