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妊娠中・授乳中可能な薬についてー鎮痛薬
妊娠中の痛み止め
器官が形成される妊娠初期4〜15週は使用しないほうがいいでしょう。
実は鎮痛剤は後期の使用のほうが赤ちゃんに影響します。
鎮痛剤の血管収縮作用により赤ちゃんの心臓の血管を収縮させ新生児肺高血圧症の原因となったり、腎臓の働きを低下させ(尿量の減少)羊水過少の原因にもなるといわれています。
以前は安全とされていたアセトアミノフェンも
後期は『治療上の有益性が危険を上回ると判断される場合のみ』と変わっています。医師に判断をしていただきましょう。
痛みの部位・種類 | 薬剤名 |
妊娠初期 |
妊娠中期 |
妊娠後期 |
赤ちゃんへの影響 |
---|---|---|---|---|---|
頭痛体性痛全般など
|
アセトアミノフェン
(カロナール、ピリナジンなど) |
○ | ○ |
△
|
大量投与・連用しなければ安全性が高い。
妊娠中の解熱鎮痛薬として第一選択になってます。
後期の使用は医師に確認
|
頭痛 | 漢方薬 | ○ | ○ | ○ | 疫学的調査はないが、催奇形性や胎児毒性の報告はなく、妊娠中もしばしば使われることが多い。 |
NSAIDs
(アスピリン、ロキソニン、ボルタレンなど) |
× | △ |
×
|
着床障害、流産、
胎児動脈管収縮・循環不全 |
|
トリプタン系薬剤
(イミグランなど) |
△ | △ |
△
|
催奇形性や胎児毒性は認められていなが、妊娠中の使用経緯は不十分 | |
麦角アルカロイド
(カフェルゴットなど) |
× | × |
×
|
子宮および血管の収縮作用、胎児死亡の報告アリ | |
歯痛・咽頭痛 | 局所麻酔下の歯科治療 | ○ | ○ |
○
|
症状に応じて治療可能
|
ポピドンヨード
(イソジンガーグル) |
○ | △ | △ | 長期や広範囲の使用で甲状腺機能低下 | |
腰背部痛・四肢痛 |
パップ剤
(MS冷シップなど) |
○
|
○
|
△ | 副作用報告なし |
外用NSAIDs
(モーラステープ、ボルタレンテープなど) |
△ |
△
|
×
|
胎児動脈管収縮を示唆する企業報告アリ
|
|
内臓痛・術後疼痛
|
抗コリン薬
(アトロピン、ブスコパン、ダクチルなど) |
○ | ○ | ○ |
通常量なら安全性高い
|
制酸薬
(アルサルミン、マーロックスなど)
|
○ | ○ |
○
|
消化管からの吸収が少なく安全 | |
H2ブロッカー・プロトンポンプ阻害薬
(ガスター・タケプロンなど) |
△
|
○ |
○
|
催奇形性や胎児毒性は認められていなが、妊娠初期の使用経緯は不十分 | |
非麻薬性鎮痛薬
(ペンタジン、レペタンなど)
|
△
|
○
|
△ |
催奇形性は認められないが、妊娠末期の使用で新生児呼吸抑制や離脱症状の可能性
|
|
麻薬性鎮痛薬
(コデイン、ペチロルファンなど) |
○ | △ |
同上、少量のコデインは比較的安全
|
||
硬膜外・くも膜下鎮痛法
(局所麻酔薬・麻薬使用)
|
○ | ○ |
○
|
少量の楽剤で鎮痛効果が得られるので、胎児への影響は少ないが、母体の血圧低下に注意
|
○・・非妊時と同様に使用できる
△・・使用を控えるか、必要最小限の使用にとどめる
×・・使用しない