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おっぱいと虫歯について
虫歯になる機序
虫歯を工場にたとえると、
まず、建築資材の砂糖が口の中に入ると、虫歯菌であるミュータンス菌が工場となる歯垢を作ります。
その工場では、糖が分解され酸という製品を作り、この酸が歯をとかします。
母乳に含まれる乳糖や果物に含まれる果糖は、歯垢をつくる建築材料にはなりませんが、製品である酸の原料にはなります。
歯垢が歯についたままで母乳を与えると、虫歯は作られやすいです。
また、酸や歯垢がついていなくても、ジュースなどに含まれる酸じたいが歯を溶かすこともあります。
乳歯の脱灰と再石灰化
・食後数分で、歯垢中ははがとける臨界pHよりも酸性になるが、唾液によって回復し、再石灰化します。
・頻回に飲食して歯垢中のpHが低いままだと脱灰が長く、再石灰の時間が短くなり、虫歯が進行します。
・睡眠中は、唾液の分泌が低下しpHの回復が遅くなるので、眠る前に歯垢を除去すると効果的です。
おやつや飲み物の与え方
・自然な素材感や味わい。歯ごたえのあるものを選びましょう。(おにぎり・いも・豆類・季節の果物)
・水分補給には、水や麦茶を与えましょう。果汁やイオン飲料。乳酸菌飲料は控えましょう。
ハミガキのポイント
・仕上げ磨きで歯垢をしっかり取り除きましょう。特に寝る前に授乳前はしっかりとおこないましょう。
・歯の生える前から、ママの指で唇や歯肉に触れたりマッサージをしたりして歯磨きに対する抵抗感をのぞいておきましょう。
・専門家からその子にあった歯磨き方法を指導してもらいましょう。
定期的に歯科検診を受けましょう
こまめに健診を受けましょう。
母乳育児に理解のある歯医者さんを探しましょう。
フッ化物を使用しましょう
フッ化物には、歯質の強化や再石灰化を促す働きがありますので、
歯科でフッソを塗布してもらったり、フッ化物を自宅で使用するといいでしょう。
これ結構美味しいです。おやつ代わりでもいけます。これで虫歯が予防できるのはうれしいですね。もちろん大人でもOKです。
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赤ちゃん歯ブラシで遊びながら抵抗をなくすといいですね。
それでも虫歯になった場合は
食生活だけではなく、そのこの歯並びや歯の質、唾液の質や量、下の動きなどによって虫歯のできやすい子とそうでない子がいます。
虫歯になった場合は、痛くなってかめなくなったり、歯根が化膿すると永久歯に影響が出ます。
早めに治療しましょう。
おっぱいをあげつづけるために
食生活に注意し、寝る前の授乳前にはしっかりと歯垢を取るようにブラッシングしてあげましょう。
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