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感染症と母乳について
感染症と母乳について
B型肝炎ウイルス(HBV)
HBVキャリアのうち、
HBs抗原(+)HBe抗原(-)の妊婦では、
母子感染率は約10%で、赤ちゃんが無症候性キャリアになるのはごくまれ
HBs抗原(+)HBe抗原(+)の妊婦では
母子感染率は約90%で、80%の赤ちゃんがキャリアになる
ただし、HBVの母乳感染はまれであるため、基本的には授乳の禁止はしない。
C型肝炎ウイルス(HCV)
わが国の妊婦さんのHCVの抗体陽性率は約0.5%であり、そのうち、約70%からHCV-DNAが検出され、約10%程度が母子感染する。
母子感染については不明であり、基本的に授乳は禁止しない。
成人T細胞白血病(ATL)ウイルス
成人T細胞白血病(ATL)ウイルスとは、ヒトレトロウイルスの一種であるHTLV-1の母乳感染により、中年以降に発症するきわめて予後の悪い特異な白血病です。
わが国では、ATLの患者さんのうち、九州・沖縄が半数以上を占めています。
ただし、最近では関東近畿にも見られています。
母乳保育を中止することにより、約95%は感染を防ぐことができるといわれています。
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)
分娩時、赤ちゃんへの垂直感染の確率は約30%
母乳感染もリスクが高いので、母乳保育は中止します。
**病院によっては方針が異なります。