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完全母乳希望のママの中では、『ビタミンKを飲ませたほうがいいですか?』と質問される方もいいですが、以下の理由で必要です。
ビタミンK2シロップとは?
ビタミンKのシロップです。
ビタミンKは腸内細菌叢によって作られますが、新生児は腸内細菌叢がまだ未熟です。
そのため、ビタミンKを作る能力が乏しいため、ビタミンKが不足しがちです。
それを補うために、出生後ほとんどの病院で投与されます。
ビタミンKが不足すると?
・出生後、数日では新生児メレナ(消化管出血) 消化管の出血では血を吐いたり、便に血が混じったりします。
・生後1か月以降では突発性乳児ビタミンK欠乏性出血症(頭蓋内出血) をおこしやすいといわれています。
不機嫌になったり、嘔吐、けいれんなどの症状がでます。
ビタミンK2シロップを内服することで予防できます。
k2シロップ(ケーツーシロップ)投与回数と量
ビタミンK2シロップ1mlを白湯で10倍に薄めて飲ませます。産院では哺乳瓶やカップを使って飲ませています。
確実に飲ませるためスタッフが実施します。
・生後0〜1日目
・生後4〜5日目
・1か月健診時 と3回飲ませます。 1か月検診後は原液を飲ませます。
最近では回数が増えてきてます。
1週間検診や、1か月健診診後8回のませることもあります。
大事なシロップなので、飲んですぐはいた場合は再度飲ませる必要があります。気づいたらスタッフに確認してくださいね。
哺乳瓶または、カップで飲ませます。おっぱいっこは1か月健診時嫌がる子も多いですね。
k2シロップ(ケーツーシロップ)投与方法
ミルクを飲んでいる子・哺乳瓶が使える子
哺乳瓶の乳首だけを口に入れてから、その中にシロップを流し込みます。
2〜3回の吸啜で飲んでしまします。
母乳の子
哺乳瓶の乳首を嫌がる子が多いので、スプーンであげましょう。
1mlの半分をスプーンに乗せて、そのまま口に近づけます。
舌にスプーンをのせかたむけるとぺちゃぺちゃなめてくれます。
口から出たぶんはすくうようにして口に入れます。
1度に入れすぎるとむせるので注意しましょう。
スポイドでも
スポイドがあれば簡単です。その際もいれすぎるとむせるので気を付けてくださいね。
ミルクにまぜるのは?
混ぜる方法も紹介されているのですが、まぜて途中で飲めなくなった場合全量摂取できない場合もありますのであまりお勧めしません。
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