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尿路感染症
尿路感染症とはどんな病気?
尿は、腎盂から尿管を通り膀胱へと続きます。 その間を尿路といいますが、そこに細菌が入り込み、炎症を起こす病気を尿路感染症といいます。
尿路は、普段一方方向なのですが、何らかの理由で尿が逆流したり停滞した状態が続くと、禁が侵入しやすくなります。
子供のほとんどが、菌が逆行して起こる上行性感染です。
(種類)
上部尿路感染症
・・腎盂腎炎(赤ちゃんのほとんどがこのタイプです)
下部尿路感染症
・・膀胱炎・尿道炎
原因
上部尿路感染症
3〜5割に先天的な尿路奇形があるといわれています。その中でも、膀胱尿管逆流症(尿の逆流を防止する機構が不十分)水腎症(尿路が狭いためうまく流れず、腎盂が尿でひろがってしまう)が多いです。ただし、多くは自然に治癒します。
下部尿路感染症
男の子は新生児〜1歳以下に多い・・奇形が多く、包茎のためばい菌がつきやすい。
女の子は幼児期に多い。。おしっこを我慢しがちなためばい菌が入りやすい。
どんな症状がでるの?
突然高熱がでる。 ただし、普通のかぜと思いがちです。2日以上ほかの症状がなければ、腎盂腎炎と疑って再受診しましょう。
大きくなると、同時に、腰や背中の痛みをうったえることもあります。
治療
・抗生物質の内服。腎盂腎炎なら入院治療(抗生物質の点滴)
・検査は、エコーや造影検査などで先天疾患がないかみます。
予防・家にかえってからは
・指示通りに内服しましょう。
・先天性の疾患が見つかっても、きんがに経過観察しましょう。
・水分補給。尿量が増えると、菌も早く一緒に排出されます。
・おしりをふくときは、前から後ろに・・
・下痢気味のときは膀胱炎になりやすいです。シャワーでながしましょう。
・男の子の場合、おちんちんにばい菌がつきやすいです。お風呂のときに、包皮をむいて洗いましょう。
・おしっこはがまんさせないようにしましょう。