日本脳炎

 
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日本脳炎

日本脳炎とはどんな病気?

 

日本脳炎ウィルスの感染でおこります。豚などの体内で増えたウィルスが蚊(主にコガタアカイエカ)によって媒介され感染します。ただし、人から人への感染はありません。

 

感染者すべてが発症するわけではなく,感染者のうち1000〜5000人に一人が脳炎を発症します。脳炎のほかに髄膜炎や夏かぜのような症状で終わることもあります。

 

脳炎にかかった場合の死亡率は15%、神経などに後遺症を残す人が50%といわれています。幼少児や老人では死亡の危険は大きいといわれています。

 

潜伏期間

 

感染してから6〜16日間

 

症状

 

高熱が続き、頭痛、嘔吐などで発病し、引き続き急激に、光への過敏症、意識障害(意識がなくなる)、けいれんなどの中枢神経系障害を生じます。

 

小児では腹痛、下痢を伴うことも多い。

 

ウィルスはどこに分布している?

 

蚊は暑い地方に生息していますが、30キロ移動出来る蚊もいるといわれています。特に暑い地方にすんでいなくとも注意が必要でしょう。

 

また、ブタの抗体保有率が高い地域に住んでいる方も注意が必要になります。

 

また南アジア、東南アジアに旅行される場合も注意が必要です。海外のかたは日本に渡航される場合は予防接種しています。

 

日本では、予防接種などにより患者数は減少してきて、毎年10人くらいの発症にとどまっています。

 

しかし、2005年に厚生労働省より日本脳炎のワクチンとADEM(急性散在世脳脊髄膜炎)と因果関係があるという理由で「定期の予防接種における日本脳炎ワクチン接種の積極的勧奨のさしひかえについて」という文書がだされ同意を得た上での接種となりました。そのため接種人口の減少に伴い感染者が再び増加するのでは・・と懸念されています。

 

治療・予防

 

特異的な治療法はなく、対症療法が中心になっています。

 

予防はやはり予防接種と、蚊に対する対策になります。

 

みみりんも第4子が途中。差し控えになり躊躇しましたが接種しました。

 

参考) 日本脳炎ワクチンとは?

 

学校・保育園は?

 

学校指定伝染病ではありません。症状が回復し、全身状態がよければ登園・登校校可能。

 

 

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