双胎(双子)MDとDD

 
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膜性診断

双胎の中でも赤ちゃんを包んでいる絨毛膜、羊膜の数によって以下の3つに分類されます。
それぞれ膜の数によってリスク、管理が異なるので最初の膜性診断がとても重要になってきます。

 

DD双胎(二絨毛膜二羊膜双胎)・・25%

dd

 

それぞれ胎盤1つに1人のため、お互い別々の血流で影響しあうことはありません。
それぞれ別々のお部屋にわかれています。二卵性双胎はすべてDD双胎となります。

 

MD双胎(一絨毛膜二羊膜双胎)・・75%

md

 

胎盤は1つで共有していますが、赤ちゃんのお部屋は別々に分かれています。

 

MM双胎(一絨毛膜一羊膜双胎)・・1%

mm

 

同じ胎盤を共有しており、赤ちゃんのお部屋も同じです。

 

リスクはDD<MD<MMと高くなります。

 

MM双胎と診断された場合、リスクが高いため大きな総合病院に紹介されるケースが多くなるでしょう。

 

 

 

膜性診断の時期

膜性の診断は妊娠12週を過ぎると難しくなるため、妊娠10週ごろまでに超音波診断で胎のうの数,絨毛膜および羊膜の数を直接数えることが重要となります。

 

少なくとも1絨毛膜双胎か2絨毛膜双胎かの診断を行います。

 

14週ごろまでに、1絨毛膜2羊膜(MD)双胎か, よりリスクの高い1絨毛膜1羊膜(MM)双胎かの診断がされます。

 

もし、初診が遅くなって診断が難しい場合、胎盤の数,性別などを参考に膜性を診断しますが、それでもわからないときはリスクの高い1絨毛膜双胎として取り扱われることとなります。

 

*三胎(品胎)以上の多胎妊娠においてはそれぞれの胎児毎に膜性診断が必要となるため慎重な診断が必要となります。

 

 

1絨毛膜双胎のリスク

胎盤の中でお互いの血管が吻合し、血流が行った り来たりしているためバランスが崩れると、一方の赤ちゃんには栄養や酸素がいきわたるがもう1人の赤ちゃんには酸素や栄養がいきわたらないという状況になることが時々見られます。

 

双胎間輸血症候群・・・ TTTS

 

一卵性双生児の場合、赤ちゃんの血管が胎盤などを通してて均等にながれているのが、その血液の流れが、何らかの原因でアンバランスになってしまった時の状態を双胎間輸血症候群といいます。
このような状態が長く続くと、片方の赤ちゃんは多血症・心拡大・羊水過多・胎児水腫になり、もう片方の赤ちゃんは血液が足りずに貧血やIUGR・羊水過少になってしまいます。

 

こうなると、どちらの赤ちゃんも子宮の中で状態が悪化する恐れがあります。

 

一児死亡

 

妊娠初期に双胎一児死亡したとしても、死亡児は消失していく場合が多い(バニシングツイン vanishing twin)

 

中期以降に、一絨毛膜双胎の一児が子宮内胎児死亡した場合、生児から死亡児に急速に血液が流出さるため生児も危険な状態になりやすい。
二絨毛膜双胎の場合一児が子宮内胎児死亡しても、は影響はほとんどない。

 

周産期死亡と後遺症

 

予後不良の頻度は二絨毛膜双胎の9%に対して,一絨毛膜双胎は20%と高率です。

 

以下ほかのタイプ共通のリスク

 

早産

 

多胎妊娠は早産になりやすく胎児の数が増えるほど分娩週数は短縮しています。

 

平均 双胎35.1週,3胎32.7週 と胎児が一人増えるごとに3週短縮するといわれています。

 

低体重

 

平均出生児体重は双胎2153g  3胎1637g
胎児の数が増えるほど低出生体重となります。

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