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早産・切迫早産とは?
早産とは?切迫早産とは?
★早産とは
早産は妊娠22週以降37週未満の分娩のことをいいます。
★切迫早産とは
妊娠22週以降37週未満に下腹痛(10分に1回以上の陣痛)、性器出血、破水などの症状に加えて、外測陣痛計で規則的な子宮収縮がある。
内診では、子宮口開大、子宮頸管の展退などが認められ、早産の危険性が高いと考えられる状態であり、このまますすめば早産してしまう状態を言います。
早産のリスク
・早産の既往・子宮頸管無力症など
・子宮奇形がある場合
・膣炎や頸管炎(症状・・おりものが急激に増える)、
早産の主な原因とされる絨毛膜羊膜炎(CAM・・絨毛膜羊膜炎とは、赤ちゃんをつつんでいる絨毛膜と羊膜が感染を起こした状態)
・頸管ポリープがある。頸管炎を伴う場合が多いため・・ある場合は切除または洗浄
・経腟エコーにて子宮頸管長が短縮している
・多胎妊娠・逆子ではリスクが高くなります。
診察、検査
・触診で腹部の緊張をみる
・内診で、子宮口1センチ以上、展退80%以上
・分娩監視装置で1時間に2回以上
・経腟エコーにて子宮頸管長、内子宮口の状態
・頸部粘液
・膣内細菌培養
早産の予防
・おなかの張りをしっかりわかるようにしておく。異常の早期発見がとても大切です。
・疲れたら休む。
・ストレスをためない。
・虫歯は治療しておく。
・おなかを冷やさない(冬は要注意です)
・おなかが張ったときは、休む。横になる。それでもおさまらなければ受診する。
・感染に注意(性交時は必ずコンドーム装着)
・痛みや張りが1時間に3〜4回あるなら電話を。
・おなかが張りやすいときは、おっぱいマッサージや性交は避けましょう。
切迫早産の自覚症状
・おなかが頻繁にはる。はったあとおさまらない。
・・おなかが岩のように硬くなり、少しするとやわらかくなります。張ったときに息苦しさを感じることもあります。
走ったり、重い荷物を持ったときには張りやすいです。
・下腹痛・腰痛が規則的にある。
・出血・破水感。おりものが増える
切迫早産の治療
◎初期は自宅安静内服治療が中心となります。これで、おさまれば問題ありません。
・内服治療
内服により、動悸や震戦(震え)がほとんどのケースで見られますが、内服を中止することによって起こりうるリスクのほうが高いので必ず
内服を勝手に中止することは避けましょう。
あまり、つらいときは相談を・・漢方薬を併用することでおさまるケースも多いです。
内服も、張ったときだけ、1日3回、1日6回時間指定などさまざまです。しっかり守りましょう。
・自宅安静
できれば、家事育児はせず、トイレ洗面以外は横になること。
上にお子さんがいる場合はかなり無理があるかもしれませんね。
・外来通院にて膣洗浄+抗菌薬(クロマイ膣錠)投与
◎かわらずおさまらない場合は入院治療
治療のポイントは、子宮の収縮を抑える治療と、頸管炎と絨毛膜羊膜炎に起因する頸管熟化を抑制すること
・塩酸リトドリン投与(ウテメリンなど)・硫酸マグネシウム
・24時間持続で点滴することが多いでしょう。
・膣洗浄+抗菌薬(クロマイ膣錠)投与
・抗生物質投与(点滴や内服薬)
・子宮頸管無力症であれば、初期に頸管縫合術をおこなう。行うことにより早産はかなり予防できます。
・安静・・病院によっても異なりますが、一般的にはトイレ洗面以外は横なること。シャワーやお風呂も禁止され、毎日清拭(体をタオルで拭く)
*上の治療のほか、毎日、おなかの張りを分娩監視装置で確認します。張りの状態で点滴量の増減を判断していきます。
*重症例では、トイレも禁止、バルーンカテーテルをいれ(おしょう水は尿道口に管を入れたままにしておきそこから自然に流出させる)便はベッドの上で便器をはさんで行うケースもあります。
*1度入院となると、すぐには退院できないケースが多いですね。少なくとも1週間、最終目標は36週です。点滴治療でおさまれば内服治療→退院となります。
長い入院生活を余儀なくされる場合もあるでしょう。高額医療の手続きをしておきましょう。
人工早産
母児救命のために分娩誘発や帝王切開でお産方向に持っていくこと
(原因)
・前期破水で感染徴候が出てきた場合
・重篤な妊娠高血圧症候群:PIH
・前置胎盤
・重篤な妊娠合併症
・胎児機能不全