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トキソプラズマとは
初期におこなう検査で項目の1つにあります。必須ではないのでどうされるか悩んでる方も多く見えます。
猫を飼っている方は検査しておくと安心かもしれませんね。
トキソプラズマとは、ヒトの細胞より小さな原虫の名前です。
その原虫に感染した猫の糞に含まれたトキソプラズマが口や目に入って初めて感染します。
健康な人では感染しても80%は無症状のため自覚がないまま感染している方ガ多いとされています。
感染しても健康な人には全く問題ないのですが、妊婦が初めて感染した場合は、その胎児にも感染が及ぶことがあるので注意が必要です。
日本では全体の10%、妊婦さんのおよそ5%が抗体をもっていろといわれています。
トキソプラズマとは?
主に、トキソプラズマ原虫に感染した猫(ネコ科の動物だけで犬にはいません)の糞便、牛豚や羊の生肉(ユッケ・レバ刺し・レアステーキ・生ハム・生サラミ・ロースとビーフ)を介して経口感染によるもの。
ゴキブリ・ハエ・ネズミ・昆虫の媒介によって食品が汚染され、そこから感染することもあります。
感染しても健康な人にはまったく問題はありませんが、妊婦が初めて感染した場合、おなかの中の赤ちゃんに感染が及ぶ事がありますので注意が必要になります。
妊娠中の感染
・妊娠初期の感染では流産や胎児死亡の原因にもなります。
・妊娠中に感染すると、約30%が胎盤を通して赤ちゃんに感染し、そのうち数〜20%に先天性トキソプラズマ症が発症するとされています。 妊娠初期のほうが感染しにくい反面感染すると重症化しやすく、後期に感染するほど胎児の体や防御機能がすでにでき上がっている時期なので 軽症といわれています。 (先天性トキソプラズマ症とは?)
・網脈絡膜炎・頭蓋内石灰化・脳水腫・水頭症・精神運動障害・肝臓脾臓腫大・黄疸など、成長してから症状が現れる場合があるので経過観察していく必要があります。
心配なのは??
妊娠する以前6ヶ月〜妊娠中に初めて感染した場合のみです。すでに感染している場合は(抗体陽性)心配要りません。
検査
採血をしてトキソプラズマに対しての抗体があるかどうかを確認します。
トキソプラズマIgG抗体・・1度感染するとにずっと陽性としてでます
トキソプラズマIgM抗体・・最近の感染を意味します
検査の結果で・・
【IgG、IgMの判定】
@IgG陽性、IgM陽性・・
最近の感染の可能性、例外的に古い感染の可能性もあり。
AIgG陰性、IgM陰性・・
今までに感染していない、今後感染する可能性あり。 できれば、妊娠中期・後期に再度検査を行い妊娠中の感染の有無を調べていくと安心でしょう。
BIgG陽性、IgM陰性・・
以前に感染し抗体があり、今後感染の心配はないでしょう
CIgG陰性、IgM陽性・・
最近感染した可能性あり。ただし、必ずしも妊娠中の初感染とはいえないので、感染の時期を推定するIgGアビディティ検査を行います。
予防 しましょう
・猫にさわった場合は手洗いを実施し、口移しなどはしないようにしましょう。
・猫がした糞便はすぐにかたづけましょう。(必ず手袋着用)
・猫を飼っていなくても、糞便が庭にある可能性があるので、土いじりをするときはしっかり手袋を着用しましょう。
・生肉はたべないようにしましょう。肉はしっかり加熱しましょう。肉を切ったまな板と野菜用は分けたほうがベストです。
・妊娠してから飼い始めるのは控えたほうがいいでしょう。
治療
妊娠中の可能性の高い場合は、赤ちゃんが重症化するリスクを減らすためにアセチルスピラマイシンという薬剤で治療することになります。 もちろん、出生後も早期に治療を始めます。