妊娠中の泌尿器系の変化

 
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妊娠中の泌尿器系の変化

妊娠によって体にさまざまな変化がでてきます。

 

そのため、今まで経験されなかった症状も出てくることが多いでしょう。

 

泌尿器系の変化

 

妊娠すると、心拍出量が増加するために腎血流量が増加し、腎臓の負担も大きくなります。

 

尿量は増加し、尿比重は低下します。

 

水分やナトリウムの排泄が妊娠の進行とともに低下するために、潜在性浮腫の状態になります。

 

妊娠後半期になると、子宮の腎静脈圧迫による起立性の蛋白尿をきたす妊婦さんが20%見られます。

 

  • 尿糖もしばしばみられます。
  •  

    これはこれは濾過されたブドウ糖の尿細管の再吸収能が増加しないで、糸球体ろか作用が増加するためです。

     

  • 頻尿も多いでしょう。

     

    これは、妊娠子宮が膀胱を圧迫するためです。
    子宮が上方に増大するにつれて、妊娠中期ではいったん収まりますが、妊娠末期に赤ちゃんが下がってくるとまた頻尿があらわれます。

 

 

泌尿器系の変化によりおこりうる症状

 

  • 頻尿
  • 蛋白尿
  • 残尿感
  • 膀胱炎
  • 手足のむくみ
  • 尿失禁

 

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